2020年7月18日土曜日

Ryzen 7 3700Xで自作PCを組んでESXiをインストールしてみた!② (組み立て編)

前回、Ryzen 7 3700Xで自作PCを組むにあたり選定した各パーツの紹介を実施した。今回は実際にパーツの組み立てを行いESXiをインストールするところまでの手順や考慮すべき事項などを記載する。

★前回の記事はこちら↓

パーツの組み立て

最終的な構成は以下の通り。これらのパーツを順番に組み立てていく。

1. マザーボードにCPU取り付け

効率的に作業をするため、マザーボードをケースに取り付ける前にCPUとCPUクーラーの取り付けを行う。CPU自体はレバーを立てて、CPUを置いたのち、レバーを下げることで取り付けできる。

2. CPUクーラー「虎徹 MarkⅡ」取り付け

虎徹 MarkⅡは今回の組み立ての中で一番緊張した作業となる。

まず、CPUクーラー設置のためのレールをマザーボードに取り付ける。これは特に問題なく実施できる。

次に熱伝導グリスをCPU側に塗る。なお、熱伝導グリスは虎徹 MarkⅡに同梱されていたが、今回は有名な「クマさんグリス」を使ってみた。

そしてヒートシンクをCPUの上に乗せるのだが、ヒートシンクが大きいこともあり、ここが一番緊張した。ヒートシンクを押さえながら、固定用のネジを左右から均等に締めていく。

最後にヒートシンクに引っ掛ける形でCPUファンを取り付ければ、CPUクーラーの設置は完了となる。

3. ケースに電源を取り付け

電源は固定するためのネジ穴が4か所あり、ケースに付属するネジで止めれば問題ない。フルプラグイン型の電源なので、ケーブル接続は後程行う。

4. ケースにマザーボード取り付け

マザーボードをケースに取り付ける際は、そのまま入れようとするとケースファンや3.5インチベイと干渉するので、少し斜めにして入れることがコツ。ケースとマザーボードのネジ止めは、奥まったところでの作業となるため、マグネット付きのドライバーが必須となる。

5. メモリ取り付け

メモリはデュアルチャンネルで使用するため、マザーボードのマニュアルに従い正しい位置に設置する。

6. M.2 NVMe SSD取り付け

本マザーボードではM.2インタフェースが2つあるが、下側のM.2インタフェースを使用するとグラフィックボードで隠れてしまうので、CPUに近いほうのM.2インタフェースにNVMe SSDの取り付けを行う。

7. 電源・リセットボタン・USBなどのケーブル接続

ケーブル接続の細かい説明は割愛するが、電源・リセットボタンなどはマザーボードの下部にあり、かつ細かいピンの接続が必要となるため、グラフィックボード取り付け前に実施すること。私は一度グラフィックボード取り付け後に実施しようとしたら、手を入れるスペースが確保できず作業ができなかった。結局、一度グラフィックボード取り外してから作業をすることになり、二度手間となってしまった。。

また、マザーボードの24PINのケーブルには、6PIN SENSEというコネクターが付いており、こちらも電源に接続することが推奨とのことなので、忘れずに接続しておこう。

ちなみに、私は最初6PIN SENSEのコネクターが何の用途かわかっておらず、接続しないまま組み立てて起動させてしまったが、接続しなくても起動自体は問題なくされるようだ。ただ、安定した電源供給には必要接続のようなので、後程接続しなおした。

8. グラフィックボード取り付け

最後にグラフィックボードを取り付けして、組み立てが完了となる。

初回電源起動

組み立て後、ドキドキしながら初回の電源投入を行う。起動時に「DEL」キーまたは「F2」キーを押してUEFI BIOSの画面に入り、CPU、メモリ、ディスクを認識しているようであれば、ひとまずは安心となる。

UEFI BIOS設定

UEFI BIOSにていくつか設定変更を行う。なお、私の場合はファームウェアは最新バージョンだったので問題なかったが、もし最新バージョンでなければここで最新バージョンにする作業を実施すべきだろう。

1. Ai Overclock Tunerを「D.O.C.P.」に設定

D.O.C.P. (DRAM OverClock Profiles) に設定する。

2. CPUのSVM Modeを有効化

ESXiではCPUの仮想化支援機能を利用するが、デフォルトでは無効となっているようなので、「SVM Mode」を有効にしておく。

3. 静音化のためファンの制御設定を変更

ファンの回転数制御において、CPUの温度に連動するか、マザーボードの温度に連動するかを選ぶことができる。CPUは専用のファンがついているので、マザーボード連動に変更しておいた。この設定に変更すると、ケースファンの回転数がやや落ちるようだ。

ESXiインストール

1. RealtekのNICドライバを組み込んだカスタムイメージ作成

こちらは以前の記事を参照いただきたい。

2. USBメモリからインストール実施

最近はDVD/CDドライブをわざわざ付けない場合が多く、その場合はUSBメモリにOSイメージの書き込みを行い、起動できるようにする。こちらに関しても以前記事にしているので、参照いただきたい。

まとめ

組み立ては夜の22:00頃から初めて、2時間くらいで終わるかと思っていたら、起動されるようになったのは夜中の2:00となってしまった。2年前も自作PC組み立てしていたので、今回はケースも大きいし余裕だと思っていたら、そんなことは決してなく、マニュアルと睨めっこしながら少しずつ進めていく作業となった。

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