2015年10月12日月曜日

QNAPのQTS(OS)を4.2にバージョンアップしてみた

先日QNAPのOSであるQTSの最新バージョン4.2.0がリリースされたようだ。現在、バージョン4.1.4を利用しており、特にこれといって不満はなかったのだが、インターフェースが新しくなり操作が軽くなったとの情報もあったので、バージョンアップしてみることにした。

なお、QTS 4.2の詳細な情報は以下URLに記載されている。
https://www.qnap.com/qts/4.2/jp/

バージョンアップの流れ

バージョンアップはいたってシンプルで、すべてQTSのWeb画面からGUI操作にて完了する。

1. 「システム設定」→「ファームウェア更新」→「ライブ更新」画面にて、現在のバージョンを確認しgておく。


2. 「更新を確認」ボタンを押すと4.2.0の更新情報が出てくるので、「OK」を押す。


2. わざわざ「新機能」のページが表示されるので「続行」を押せばバージョンアップのプロセスが開始される。再起動の時間も含めて15分もあればバージョンアップは終了する。


3. ログインして、バージョンを確認。問題なく4.2.0にあがっていた。


4. バージョンアップ後、App Centerで個別にバージョンアップが必要なアプリがないか確認しておくこと。

バージョンアップで変わった点

少しだけ管理画面を操作した中で見つけた変更点を記載しておく。

①画面デザインが一新した。コントロールパネルのアイコンもすべて今風のアイコンデザインになっている。操作性もよくなっており、バージョンアップ前よりサクサク動くような気もする。


②ダッシュボードから、リソースモニター等をドラッグアンドドロップで画面上に配置できるようになった(前バージョンでそもそもそのような操作をしたことがなかったので、もともとできていたかもしれない)。


③画面の表示モードが選択可能になった。タブモードにすると、各ウィンドウは画面いっぱいに表示されるようになる。ウィンドウモードは今までの表示方式と同じ。フレームレスモードはウィンドウにマウスオーバーすると、最小化や閉じるボタンが表示されるというモードになった。私はスマートフォンからも操作することがあるので、タブモードで運用することにした。



④「システム設定」→「ハードウェア」→「一般」タブに謎のオプション「高パフォーマンスモードを有効にする」が増えていた。「ネットワーク環境が不安定な場合は有効にするな」とのことだが、自宅のLANで使っているのだから安定しているだろうということで、チェックをONにして転送速度を計測してみたが、特に変化がなかったのでオフに戻した。


まとめ

というわけで、バージョンアップは短い時間で簡単に実施できるし、ただのファイルサーバーとしてQNAPを使っているようなユーザーにおいては特に不具合もなく使えそうだ。個人的には画面表示が洗練されることや操作性が改善されることもあるので、特に理由がなければバージョンアップをお勧めする。

人気の投稿