自宅では、5年ほど前にベアボーンキットを使って構築したCore i3-4170の省スペースPCを使っていたのだが、2コア/4スレッドの性能しかなく、性能不足が目立っていた。
そんな中、Amazonでパーツの価格を調べると、特にメモリの価格が下落しており、2年前に構築した際の半額程度の価格となっていた。また、ちょうどタイミングよくAmazonタイムセール祭りなども重なったので、今まで構築した経験がないAMD Ryzenを使った自作PCを構築を行うことにした。
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— tech-mmmm (@tech_mmmm) June 20, 2020
今回は、選定したパーツと簡単なパーツ紹介を記載する。
構成
最終的な構成は以下の通り。
パーツ種別 | メーカー | 品名 | 価格 |
---|---|---|---|
ケース | SilverStone | PS16 | ¥6,582 |
ケースファン | サイズ | SU1225FD12M-RHP | ¥795 |
マザーボード | ASUS | TUF B450M-PRO GAMING | ¥9,980 |
電源 | 玄人志向 | KRPW-GK550W/90+ | ¥8,700 |
CPU | AMD | Ryzen 7 3700X | ¥39,978 |
CPUクーラー | サイズ | 虎徹 MarkⅡ SCKTT-2000 | ¥3,636 |
メモリ | Kingston | HyperX FURY CL16 (HX432C16FB3K2/32) | ¥15,260 |
ディスク1 | Sabrent | Rocket SSD 1TB NVMe PCIe M.2 2280 (SB-ROCKET-1TB) | ¥14,990 |
ディスク2 | SEAGATE | Seagate BarraCuda SSD 1TB (ZA1000CM1A002) | ¥11,713 |
グラフィックボード | ASUS | NVIDIA GTX1650搭載シングルファンモデル (4G PH-GTX1650-O4G) | ¥15,980 |
各パーツの紹介
ケース
SilvetStoneの「PS16」はMicro ATXケースとなる。198mm(W) x 361mm(H) x 398mm(D)とMicro ATXケースの中でもコンパクトな部類になる。それにも関わらず、背面にケーブルを通すスペースが用意されていたり、165mmまでのCPUクーラーを搭載できるなど、十分な内部スペースは確保できる。
前面はメッシュ構造になっており、簡単に取り外してクリーニングすることができる。背面のみケースFANが付属するが、前面のケースFANは付属しないため、別途120mmのケースFANを用意したほうがエアフローの面でよいだろう。
マザーボード
マザーボードはRyzen 7に対応するB450チップを搭載したMicro ATXマザーボードであるASUS「TUF B450M-PRO GAMING」とした。マザーボードのコンデンサや電源供給の品質が良く、長寿命となる工夫がされているのが特徴のマザーボードらしい。
M.2スロットが2つあるため、実質使用できるPCIeスロットが1つ減っているが、私の構成では問題なかった。むしろ、将来的にM.2 SSDを追加する可能性を重視した。
ちなみに、オンボードNICはRealtek製となる。
電源
玄人志向の「KRPW-GK550W/90+」は、80PLUS GOLD認証の550W電源となる。フルプラグイン型の電源であり、必要なケーブルだけ接続して配線すればよく、ケース内がスッキリするのでおすすめ。
CPU・CPUクーラー
CPUは消費電力がTDP 65Wであり、かつコア数が8コア/16スレッドとなるAMDの「Ryzen 7 3700X」を選定した(というよりも、自作PCを組むことを決めた時点で、このCPUにすることは確定していた)。CPUクーラーはCPUに付属するWraith Prism coolerを使うか迷ったものの、冷却や静音面を考え、サイズの「虎徹 MarkⅡ」に変更することにした。
メモリ
メモリはデュアルチャンネルにするため16GB x 2枚で構成することとし、DDR4 3200MHzで動作するものを条件として探した。
メモリは2年前に自作PCを作った時に比べて約半値となっており、非常に安くなっていると感じていた。その中でも、たまたまAmazonアウトレットにてKingstonの「HyperX FURY CL16」が通常よりもさらに安く入手することができた。
値段で決めたものの、コンパクトなヒートスプレッダーが付いており、場所を大きくとらないため満足している。BIOSではデフォルト設定では2400MHzで認識する設定となっているようだが、設定変更により問題なく3200MHzにて問題なく動作した。
ディスク
ディスクは当初1TBのSATA SSDのみにしようと考えていたのだが、せっかくM.2インタフェースが2つあるので、M.2のNVMe SSDも追加することにした。
NVMe SSDはSabrentの「Rocket SSD 1TB」を選定した。読込最大3400MB/s、書込最大3000MB/sの性能を持つとのことで、実際に計測したところ、シーケンシャルアクセスで記載通りの性能を確認できた。以下は実際にベンチマークした際の結果となる。今までSATA SSDしか使ってこなかったので、この速さは驚異的である。
グラフィックボード
ESXiをインストールして、複数台の仮想マシンを動作させることが目的であり、グラフィック性能は必要最低限で問題ない。当初はNVIDIA GT710のファンレスのグラフィックボードとしようと考えていたが、GT710はグラフィック性能がCPU内蔵グラフィックよりも性能が劣るという情報が多数見つかったことから、念のため1ランク上のNVIDIA GTX1650を搭載する製品を選定した。GTX1650はTDP 75Wであり、補助電源が不要となるのも決め手になった。
メーカーをマザーボードと統一することとし、ASUSの「NVIDIA GTX1650搭載シングルファンモデル」を選定した。
次回
次回は、本パーツを使って実際に自作PCを組み立てる工程の説明と、BIOSの簡単な設定手順を記載する。
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