※ESXi 7.0のインストール手順はこちら↓
【2020年4月最新版!】ESXi 7.0をESXi on ESXiでインストールしてみた
https://tech-mmmm.blogspot.com/2020/04/20204esxi-70esxi-on-esxi.html
前提条件
vCSAインストール前に、以下前提条件を満たすことを確認しておこう。- vCSAに設定するホスト名およびIPアドレスがDNSに登録されており、名前解決(正引きおよび逆引き)できること
- ESXiも同様にホスト名およびIPアドレスがDNSに登録されており、名前解決(正引きおよび逆引き)できること
- NTPサーバが存在しており時刻同期ができること
インストール手順
1. Windows OSにvCSAのISOイメージをマウント
インストール対象のESXiに通信ができるWindows OS (Windows Serverも可)にvCSAのISOイメージをマウントする。なお、このインストーラを起動させるWindows OSは適切にDNSの問い合わせ先の設定を行い、vCSAやESXiの名前解決ができる状態にしておくこと。マウントしたのち、以下パスにあるインストーラを実行する。
※私の環境ではDドライブとなっている。
D:\vcsa-ui-installer\win32\installer.exe
2. インストーラにてインストール「ステージ1」を実行
インストーラが起動するので「インストール」を選択する。説明が表示されるので「次へ」を選択する。
「エンドユーザー使用許諾契約書」では、「同意します」にチェックを入れ、「次へ」を選択する。
「アプライアンスのデプロイ ターゲット」では、ESXiのIPアドレス(DNSに登録しているホスト名でも可能)と、ESXiのrootユーザ/パスワードを設定する。
「証明書に関する警告」は「はい」を選択する。
「アプライアンス仮想マシンの設定」では、ESXi上にデプロイする仮想マシン名(仮想マシン名なので、ここはDNSの名前とは関係なく任意の名前でよい)とvCSAのrootユーザに設定するパスワードを指定する。
デプロイサイズは、管理対象のホスト・仮想マシン台数に応じて設定する。今回は「極小」を選択した。
なお、展開先のESXiに必要なメモリサイズ(12GBより大きいサイズ。12GBちょうどだと展開に失敗)が不足していると警告が表示され先に進めないので注意すること。
インストール先のデータストアを選択する。デフォルトではシックプロビジョニングとなるため、容量を節約したい場合は「シンディスクモードの有効化」にチェックすること。
「ネットワークの設定」では、以下の通り設定する。
- ネットワーク:vCSAを接続する標準ポートグループを指定
- IPバージョン:IPv4でOK
- IP割り当て:固定でOK
- FQDN:DNSに登録済みのvCSAの「FQDN」
- IPアドレス:DNSに登録済みのvCSAのIPアドレス
- サブネットマスクまたはプレフィックス長:
- デフォルトゲートウェイ:適切に設定
- DNSサーバ:適切に設定
- 共通ポート:デフォルトのままでOK
最後に確認画面が表示されるので、「完了」を選択するとインストールが開始する。
- 0%~80%:vCSAの仮想アプライアンスをESXi上にデプロイ
- 80%:vCSAの仮想アプライアンスが起動される
- 80%~100%:追加パッケージをインストール
インストールが完了したら、「続行」を選択する。なお、インストーラの開始からここまでスムーズに進めば20分程度で完了する。
3. インストール「ステージ2」を実行
ステージ2の開始の画面は「次へ」を選択する。「アプライアンス設定」では、以下の通り設定する。トラブルシューティング時に便利なのでSSHアクセスは有効にするのがおすすめだ。
- 時刻同期モード:NTPサーバと同期
- NTPサーバ:適切に設定
- SSHアクセス:有効
SSO設定では、「新しいSSOドメインを作成」を選び、ドメイン名やパスワードを設定する。なお、すでにvCSAが展開済みで拡張リンクモードを構成する場合は、「既存のSSOドメインの参加」を選択する。
「CEIPの設定」はチェックを外しておく。
設定の確認で問題なければ、「終了」を選択する。
警告が表示されるが、「OK」を選択すればよい。
アプライアンスのセットアップが開始するので、100%になるまで待機する。ステージ2は、開始からここまでスムーズに進めば15分以内に完了する。
4. ログイン
ログイン画面の大きな違いはvSphere Web Client (FLASH)がとうとう廃止されたことだ。そのため、vSphere Client (HTML5)のみ選択可能となっている。5. ESXiホストを登録
ホストの追加手順は、vSphere 6.7と大きな変更はない。インストール時に設定したパスワード使い、administrator@vsphere.localでログインする。
vCSAのバージョンが7.0.0であることがわかる。左ツリーを右クリックし、データセンターとクラスターを作成しておく。
クラスターを右クリックし、「ホストの追加」を選択する。
追加するESXiほホスト名を設定する。特に問題なければユーザはrootを使用する。
セキュリティアラートのポップアップは「OK」で閉じる。
ホストサマリでは、vCSAが稼働しているため「このホストにはパワーオン状態の仮想マシンが1台あります」の警告が表示されるが、そのまま「次へ」を選択する。
「完了」を選択する。
問題なくホストが登録されれば、左ツリーにESXiとvCSAの仮想マシンが表示される。
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