2015年4月25日土曜日

Excelでよく使うショートカットキー

設計書は「Wordで書くよ派」と「Excelで書くよ派」が存在する。色々あって結局Excelで作ることが多くなってしまったが、その際に覚えておくと良いショートカットキーを記載する。赤字は個人的に良く使うショートカット。

書式設定系

Ctrl + 1
「セルの書式設定」を開く

Ctrl + 2
Bold   ←Ctrl + Bでもできるので、そこまで使わない

Ctrl + 3 / Ctrl + I
Italic   ←Ctrl + Iでもできるので、そこまで使わない

Ctrl + 4 / Ctrl + U
下線   ←Ctrl + Uでもできるので、そこまで使わない

Ctrl + 5
取り消し線

Ctrl + 9
行を非表示にする

Ctrl + 0
列を非表示にする

+
数式入力を開始する。普通は"="を使うと思うが、"+"でも同じことができる。テンキーがあれば指の移動が少なくなることから("="を押す場合はテンキーから指を離す必要がある)、数式入力を繰り返す業務では効率良くなるらしい…

Ctrl + PageUp / Ctrl + PageDown
シートを移動。PageUpで左へ、PageDownで右へ。ただし、ノートPC等でPageUp/PageDownがFnキー押さないといけないPCは押すボタンが多くて大変

Ctrl + N
新規ワークシート作成

Ctrl + H
「検索と置換」の「置換タブ」を開く(Ctrl + Fだと「検索タブ」)

Ctrl + "+"
本日日付をyyyy/m/dで入力




2015年4月22日水曜日

End Of Support (EOS) の調べ方

サーバーやソフトウェアについて、更改時期等を検討する際にサポート終了日(End Of Support ; EOS)を知っておくことは重要となる。製品の保守契約を結んでいれば、サポート窓口に都度問い合わせすることもできるが、いちいち面倒だし、自分で調べればわかることは自分で調べて解決した方が良い。

ということで、私が知っている範囲で各メーカーのEOSを確認する方法をまとめておく。

HP

HPのサーバーやストレージ等のハードウェアであれば、以下サイトで検索することでサポート期限を知ることができる。終了日が表示された場合はEOSが確定しており、逆に検索結果に表示されない場合は、まだEOS未定の製品となる。

◆ポストワランティサービス終了日確認サイト
http://h50146.www5.hp.com/services/ps/carepack/fixed/serve_purchase/service/pwp/check.html

また、HPのソフトウェア製品は一覧や検索サイトは無さそうで、各製品毎にGoogle先生にお問い合わせする必要がある。

いくつか調べてみたが、以下にその情報がある。URLも変わる可能性もあるので、基本的には都度調べた方が良い。

◆HP-UX
http://h50146.www5.hp.com/products/software/oe/hpux/topics/support/

◆Systems Insight Manager
http://h20564.www2.hp.com/hpsc/doc/public/display?docLocale=null&docId=emr_na-c04273185

◆Data Protector
http://h50146.www5.hp.com/products/software/management/openview/support/pdfs/swop_e12013.pdf

IBM

IBM製品はあまり使ったことが無いが、以下検索サイトが用意されているので調べやすそう。

◆Support Lifecycle
http://www-01.ibm.com/software/support/lifecycle/index.html

EMC

以下のEMCのコミュニティの情報が詳しい。

◆EOS (End of Sale:製品販売終了)
https://community.emc.com/thread/167546

Cisco

Ciscoは残念ながら、EOSを検索したり一覧で表示できるサイトが無いようだ。従って、有志で作ったと思われる以下サイトにて確認する。

◆Cisco End-Of-Sale 情報サイト
http://cisco.end-of-sale.info/

◆製品ライフサイクルの終了:概要
http://www.cisco.com/web/JP/product/products_end_of_life_policy.html

F5

F5のBIG-IPなどは、ハードウェアのサポートとソフトウェアのサポートに別れる。ソフトウェアというのは要はOSで、BIG-IPの場合はTMOS(Traffic Manager Operating System)と呼ばれる。

一般的にハードウェアのサポートは長期間に渡るが、ソフトウェアのサポートは数年となるため、定期的なバージョンアップが推奨される。

◆SOL4309: F5 platform life cycle support policy ←HWサポート期限
https://support.f5.com/kb/en-us/solutions/public/4000/300/sol4309.html

◆SOL5903: BIG-IP software support policy ←SWサポート期限
https://support.f5.com/kb/en-us/solutions/public/5000/900/sol5903.html

◆SOL3225: F5 End of Life policy
https://support.f5.com/kb/en-us/solutions/public/3000/200/sol3225.html

Microsoft

Microsoftは5年のメインストリームサポートと、さらに5年の延長サポートがあり、合計10年のサポートで構成されている。また、Service Packは別途Service Packサポートがあり、「次のService Packのリリース後の24ヶ月後または、その製品のサポート終了」までがサポート期限となる。

◆サポート ライフサイクル検索
https://support.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/search

◆マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシー
https://support.microsoft.com/en-us/gp/lifecycle/ja#gp/gp_msl_policy/ja

Red Hat Enterprise Linux

RHELは以下URLにサポートポリシー含めて、綺麗にまとまっている。以下のように細かくサポートのフェーズが分割されている。

・運用フェーズ 1 (約 5 年半)
・運用フェーズ 2 (約 1 年)
・運用フェーズ 3 (約 3 年半)
・延長ライフフェーズ (未定)

◆Red Hat Enterprise Linux のライフサイクル
https://access.redhat.com/ja/support/policy/updates/errata

◆Red Hat Enterprise Linux Life Cycle(上記の英語版)
https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata

VMware

VMwareはPDFで全製品のEOS一覧が提供されている。

◆VMware Lifecycle Product Matrix
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/Product-Lifecycle-Matrix.pdf

◆VMware サポート ポリシー
http://www.vmware.com/jp/support/policies/lifecycle

ARCserve

CA社から独立してARCserve社となった。以下URLで確認できる。

◆CSP サポート対象製品一覧表
http://www.arcserve.com/jp/lpg/jpsupport/csp/productlist.aspx

◆CSP サポート対象製品一覧表(サポート終了)
http://www.arcserve.com/jp/lpg/jpsupport/csp/eos.aspx

SUSE Linux Enterprise

使ったことは無いがSUSEも調べてみた。一般サポートと拡張サポートで合計13年がサポート期間となる。

◆Lifecycle Dates by Product
https://www.suse.com/lifecycle/

◆サーバプラットフォーム製品サポートライフサイクルのポリシーと定義
https://www.suse.com/ja-jp/support/policy.html

2015年4月16日木曜日

sudoまとめ

rootにsuしなくても特権コマンドを実行できるようにするsudoの設定方法や小ネタまとめ。

設定方法

例えば、sudogroupというグループを作って、以下の様な条件で設定を行うことにする。
  • sudogroupグループに属するグループのみsudo許可
  • su以外の全てのコマンドをsudo可能にする。suを除外する理由は、suで別ユーザーにスイッチできてしまうことを防ぐため
それでは、以下で設定を実施していく。

①まずはsudoできるグループとして適当にsudogroupという名前でグループを作成する。普通のコマンドで作成すれば良い。

 groupadd sudogroup

②適当にユーザーも作っておく。

 useradd -g sudogroup testuser

③visudoにて以下の2行を最後に追加。なお、sudoの設定ファイルは/etc/sudoersとなるが、visudoコマンドで編集することが推奨される(sudoersファイルのパーミッション変更や保存時の構文チェック機能がある)。

 Cmnd_Alias SU = /bin/su
 %sudogroup ALL = (ALL) ALL, !SU

※ちなみに構文にエラーがあると、:wqでvisudoを閉じた後にエラーが表示される。以下はCmnd Aliasで指定されていないエイリアス名"SU"を指定した際のエラー例
 visudo: Warning: Host_Alias `SU' referenced but not defined
 visudo: Warning: Cmnd_Alias `SU' referenced but not defined

④visudoの変更を保存して閉じた時点で設定が反映されるので、試しにsudo使って/root配下にlsできることを確認してみる。

 $ ls /root/
 ls: cannot open directory /root/: 許可がありません

 $ sudo ls /root/
 [sudo] password for testuser:   ←★自身のパスワードを入力
 httpd-2.2.15-9.el6.x86_64.rpm
 httpd-tools-2.2.15-9.el6.x86_64.rpm
 install.log
 install.log.syslog

またsudo suも実行できない。

 $ sudo su
 [sudo] password for testuser:   ←★自身のパスワードを入力
 Sorry, user testuser is not allowed to execute '/bin/su' as root on RHEL6_HOST.

ちなみに、このままだと普通にsu("sudo su"ではなく"su"単体での利用)は使えるので、/etc/pam.d/suで一般ユーザーがsuできないよう設定しておくと良い。

 # vi /etc/pam.d/su
 auth            required        pam_wheel.so group=wheel


初回sudo時に表示されるエラーについて

初回sudoを実行すると、以下メッセージが表示される。
<原文>
We trust you have received the usual lecture from the local System Administrator. It usually boils down to these three things:

    #1) Respect the privacy of others.
    #2) Think before you type.
    #3) With great power comes great responsibility.

<適当な日本語訳>
あなたがシステム管理者から通常のレクチャーを受けていると信じている。要約すると次の3点になる。

#1 他人のプライバシーを尊重せよ
#2 コマンドを打つ前に考えよ
#3 大きな力を持つことは大きな責任を持つということ
これは別に設定をミスっているというものでは無く、sudoデフォルトの注意事項のようで、sudoやるときは特権コマンドを実行できるから、責任の重さを噛み締めよ、ということらしい。

sudoしたコマンドの結果をリダイレクトしても書き込めない問題

sudoしてもリダイレクト処理はrootではなくもとのユーザーの権限になってしまうので、リダイレクト先のディレクトリに書き込み権限が無いとエラーになる。例えば、以下の様なコマンドは書き込みに失敗する。

 $ sudo ls /root > /root/ls_root.txt

回避するには以下のようにすれば良い。

 bash -c "<実行コマンド文字列>"
  例:sudo bash -c "ls /root > /root/ls_root.txt"

bashの-cオプションは、実行するコマンドをその後の文字列から読み込むという処理を表す。


2015年4月8日水曜日

正規表現の動作を手軽に検証する方法

Linuxのシェルスクリプトを作る時などで、正規表現を使えるとロジックが綺麗になる場合があるが、正規表現が頭の中で組み立てたものが、果たして想定通りの動きをしてくれるか不安になることが多い。

はじめはLinuxで検証用のスクリプトでも作ろうかと思ったのだが、よく考えたら正規表現を使えるコマンドがPower Shellにあるので、それを使えばお手軽に端末で正規表現の検証をできることに気がついたので、方法について記載する。

正規表現検証方法

例えば以下の様なテキストファイルを作るとする。ファイル名は適当に「test.txt」とする。

patternAAA01
patternBBB02
patternXXX003
patternYY04
patternZZZ5
ApatternCCC06

この中から「pattern + 英字大文字3文字 + 数字2桁」の条件で抜き出せる正規表現を考えていくことにする。

まず考えた正規表現は以下の通りになったとする(先に言ってしまうと、これでは最適な結果は得られない)。

<正規表現>
pattern[A-Z]{3}\d{2}

これを検証する方法は、別記事で書いた「Windows標準コマンドでgrepする」で記載した"Select-String"コマンドレットを使えば良い。"-Pattern"のオプションを使えば正規表現での検索が使える。

<コマンド>
Select-String .\test.txt -Pattern "pattern[A-Z]{3}\d{2}"

<結果>
test.txt:1:patternAAA01
test.txt:2:patternBBB02
test.txt:3:patternXXX003
test.txt:6:ApatternCCC06

上記の結果の通り、No3とNo6が余計に引っかかってしまった。改良して以下の正規表現にしてみる。

<正規表現>
^pattern[A-Z]{3}\d{2}$

<コマンド>
Select-String .\test.txt -Pattern "^pattern[A-Z]{3}\d{2}$"

<結果>
test.txt:1:patternAAA01
test.txt:2:patternBBB02

想定通りの動作となる正規表現であることが確認できた。

参考URL

.NET Framework の正規表現
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/hs600312(v=vs.110).aspx

正規表現言語 - クイック リファレンス
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/az24scfc(v=vs.110).aspx


2015年4月2日木曜日

VMwareの互換性確認方法

VMware製品も多種多様になってきて、各種HW・SWのバージョン互換性を確認する機会がますます増えるようになった。バージョン互換性を確認する方法で最も簡単なものは、VMwareが提供しているCompatibility Guideを確認することだ。

昔はPDFで提供されていたものは、今は最新情報を随時Web上で確認できるようになっている。ガイドも多様化しているので、「何が検索できるか」を簡単に調べたので記載する。

VMware Compatibility Guide

http://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

VMware製品と各種HW(CPU、サーバー製品、ストレージ製品、IOデバイス)の互換性確認や、対応仮想OSの確認などができる。略称VCG。


画面上部にある「Search Compatibility Guide」に検索ワードを指定して検索すること方法が手っ取り早い。

「What are you looking for」から検索ツールが選べるが、以下の様なものがある。

・Systems / Servers : サーバー製品との互換性確認
・IO Devices : IOデバイス(NIC、HBA)製品との互換性確認
・View : VMware Horizon Viewの互換性確認
・Storage/SAN : ストレージ製品との互換性確認
・Guest OS : 各VMware製品と対応仮想OSの確認
・Host OS : 現在はガイドから削除。以下KB参照とのこと
http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=2100429


VMware Product Interoperability Matrixes

http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.php

VMware製品の各バージョンと各製品の互換性を確認することができる。


上の画面キャプチャではvCenter Server 5.1と管理対象とできるESX一覧を表示した。緑マークがあれば互換性ありということになるが、場合によっては制約事項があるので、マウスオーバーしてコメントを確認した方が良い。画面キャプチャでは、ESXi 5.1 U1の場合は、vCenter Server 5.1.0aと互換性がある旨記載がある。大抵は何らかのBug対応で制約事項があったりする。

Configuration Maximum

(英語) http://kb.vmware.com/selfservice/microsites/search.do?language=en_US&cmd=displayKC&externalId=1003497
(日本語) http://kb.vmware.com/selfservice/search.do?cmd=displayKC&docType=kc&docTypeID=DT_KB_1_1&externalId=2096917

これは昔からPDFで提供されている。URLで示したKBがリンク集になっており、英語と日本語がある。当たり前だが英語の方が更新が早い。

また、「構成の上限」という名前でPDF自体も日本語化されている場合がある。URLはバージョンによって異なるので、以下にまとめてみた。残念ながら現時点では6.0の日本語PDFは存在しないようだ。

http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsphere-55-configuration-maximums.pdf
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsphere-51-configuration-maximums.pdf
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/vsp_50_config_max_ja.pdf
http://www.vmware.com/files/jp/pdf/support/VMware-vsp_41_config_max-PG-JP.pdf




2015年4月1日水曜日

vmware.logが"can't open 'vmware.log': Device or resource busy"でコピーや閲覧ができない

ESXi Shellにログインして仮想マシンがパワーオンの状態のvmware.logをcatで見ようとしても、以下エラーが出力され閲覧でいないことがある。

   can't open 'vmware.log': Device or resource busy

仮想マシンパワーオフであれば当たり前のように見ることができる。パワーオンの仮想マシンであっても、vmware.logを閲覧する回避策(という程のものでも無い)を記載する。

vSphere Clientのデータストアブラウザからダウロードする

最も手っ取り早い方法はvSphere Clientにログインし、データストアブラウザ使って端末にvmware.logをダウンロードする方法。ダウンロードはパワーオンの仮想マシンでも実施可能だし、ログは端末のエディタ等で見れる。通常はこの方法で実施すれば問題ない。

仮想マシンが稼働するESXiのShellにログインして閲覧する

VMware環境の場合、1つのデータストアを複数のESXサーバーにてマウントして利用することが普通なので、どのESXサーバーからも仮想マシンのファイルにアクセスができてしまう。しかし、現在出力中のvmware.logは、その仮想マシンが稼働しているESXにてロックされているため、他ESXサーバーからアクセスするとエラーが出る。

なので、対象の仮想マシンが稼働しているESXiにログインすれば、vmware.logを閲覧することはできる。

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