自宅では冬になると、エアコンやヒーターなどを使うことによって予期しないタイミングでブレーカーが落ちることが年数回発生しており、自宅サーバや自宅NASも全停止してしまっていた。これが本番環境なら大障害である。
そのたびに復旧作業として、サーバの起動を一から実施しなおして稼働確認を行い、NASに対してはファイルシステムチェックを実施するなど、非常に手間がかかっていた。また、サーバやNASが突然停止することで、データ破損の懸念もある。このような経緯から、停電対策としてUPS「CyberPower CP750SWLT JP」を導入することにした。
本記事では、UPS「CyberPower CP750SWLT JP」の簡単な説明と、QNAP NASへ接続して管理する方法について記載する。
導入したUPS
今回導入したUPSは、「CyberPower CP750SWLT JP」。出力電力は525Wとなる。UPSとして停電時も電源共有可能なコンセントが5つと、停電時は電源は共有されないが雷サージが可能なコンセントが5つついている。
なお、2018年に「CyberPower CPJ500」を購入していた(導入時の記事はこちら)。このUPSは出力電力が300Wしかないため、停電時の電源として動作しない状況となっていた。UPSは出力電力に余裕のある機器を選ぶように注意しよう。
QNAP NASに接続して管理
QNAP NASは、CyberPowerのUPSとUSBで接続することで、UPSの充電状況の確認や、電源断が発生した際に自動的にNASの停止を行うといった連動が可能となる。
実際の電源断発生時の動作確認
実際に入力電源を抜いて電源断を発生させた際のQNAP NASの状態を参考情報として記載する。
1. 通常状態
通常状態では、ステータスが「正常」となっている。
2. 電源断の状態
電源断の状態では、ステータスが「異常」となっている。
また、QNAP NAS自体もエラーとしてログに出力するため、メールやSNMP Trap通知の設定をしておけば異常検知することができる。
※もっとも、停電時はインターネット回線が使えなくなる可能性もあるので、メールでの通知を受け取ることは実際は難しいかもしれない。
以上。
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