2021年8月10日火曜日

Office製品利用時に「共有コンピューターでのOfficeライセンス認証に使用することができません」で認証できない問題

Windows 365 Cloud PCは、Office製品がインストール済みの状態で提供される。

このOffice製品利用時には、Microsoft 365 Businessのライセンスが割り当てられたMicrosoftアカウントにて認証が必要となるが、この際に「共有コンピューターでのOfficeライセンス認証に使用することができません」のエラーで認証できない問題が発生した。アドレスバーの表示も「Unlicensed Product」となっている。

本記事では、Office製品のライセンス認証時に発生する上記エラーを解消するための手順を記載する。

環境

環境はWindows 365 Cloud PCのWindows 10のみで発生しており、通常のWindows 10では問題なく認証できることを確認している。

Microsoft 365のライセンスは、「Microsoft 365 Business Standard」を利用している。

解消手順

1. レジストリエディターを開く

タスクバーの検索ボックスに「regedit」を入力し、レジストリエディターを開く。

2. パラメータを修正

左ツリーからコンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Office\ClickToRun\Configurationに移動し、SharedComputerLicensingを「1」から「0」に修正する。


3. ExcelなどのOffice製品を起動

設定後、ExcelなどのOffice製品を起動する。OSへのログインユーザーとシングルサインオンが構成されていれば、そのまま認証が成功し、Excelのアドレスバーが正常な状態に変わるはずだ。もし、シングルサインオンができない構成の場合は、手動でサインオン作業を行えばよい。

念のため、Officeユーザーの情報を確認すると、Microsoft 365 Apps for Bussinessのサブスクリプションを正常に認識していることがわかる。

以上でエラー解消は完了となる。

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