2022年4月16日土曜日

Cisco Business 250 (CBS250-8T-E-2G) のファームウェアバージョンアップ手順

先日、Cisco Business 250の10ポートモデルである「CBS250-8T-E-2G」を購入した。購入した経緯としては、CLIを使ってCiscoライクなコマンドで設定できて、SNMPを使って監視できる機器が欲しかったことが理由となる。

Cisco Business 250はAmazonで売ってはいる。以下にAmazonの購入リンクを記載しておくが、Yahoo! ショッピングで探した方がより安価で購入することができるのでお勧めとなる。

届いたスイッチのファームウェアを確認すると最新のファームウェアではなかったことから、まずはファームウェア更新を行うことにした。

本記事では、Cisco Business 250のファームウェアバージョンアップ手順を記載する。

環境

Cisco Business 250の機器型番と新旧のファームウェアバージョンを以下に記載する。

  • 機器型番 : CBS250-8T-E-2G
  • 旧ファームウェアバージョン : 3.0.0.69
  • 新ファームウェアバージョン : 3.1.1.7

Cisco Business 250ファームウェアバージョンアップ手順

1. ファームウェア及び言語ファイルをダウンロード

ファームウェアは以下からダウンロードできる。

機器型番は「Business 250-8T-E-2G Smart Switch」を選択し、最新のファームウェアの「ダウンロード オプション」リンクを選択する。

次の画面では、ファームウェア本体と言語ファイルの2つのファイルをダウンロードする。なお、ファームウェアは40MB程度と軽量である。

  • Firmware image for CBS250 release 3.1.1.7
  • JapaneseLanguage file for Cisco Business 250 series switches release 3.1.1.7

2. GUIよりファームウェアを更新

ファームウェア更新はGUIより実施できる。Cisco Business 250のGUIにログインし、左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファームウェア操作」を選択する。

ファームウェア操作では以下を設定し、右上の「適用」ボタンを押すことでファームウェアの更新が開始される。

設定項目 設定値
操作タイプ ファームウェアの更新
コピー方式 HTTP/HTTPS
ファイル名 先ほどダウンロードしたファームウェアファイル (拡張子.bin)

1~2分ほど待機し、画面上部に「成功」と表示されれば成功となる。ただし、この段階では「アクティブなファームウェアバージョン」は旧ファームウェアバージョンのままとなる。

3. スイッチを再起動

新ファームウェアで起動させるため、スイッチの再起動を行う。左メニューの「管理者」→「リブート」を選択し、「即時」が選択された状態で右上の「リブート」を選択する。

4, ファームウェアの更新を確認

5分ほど待機しGUIにログインしなおして、再度、左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファームウェア操作」を選択する。「アクティブなファームウェアバージョン」が新ファームウェアバージョンとなっていれば問題ない。

5. 言語ファイルをアップロード

左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファイル操作」を選択する。ファイル操作では以下を設定し、右上の「適用」ボタンを押すことで言語ファイルがアップロードされる。

設定項目 設定値
操作タイプ ファイルの更新
宛先ファイルタイプ 言語ファイル
コピー方式 HTTP/HTTPS
ファイル名 先ほどダウンロードしたフ言語ファイル (拡張子.lang)

なお、言語ファイルがアップロードに成功すると、一時的に言語設定が英語に変更される。

この場合は一度GUIからログオフし、ログイン画面で言語設定を日本語に変更することで、日本語に戻すことが可能となる。

6. 言語ファイルの更新を確認

言語ファイルが更新されていることの確認は、左メニューの「ステータスと統計画面」→「システムサマリー」にて確認することができる。なお、ダウンロードした言語ファイルのバージョンは「3.1.1.7」と表記されているが、実際のバージョンは「3.1.0.59」である点に注意しよう。

以上で、Cisco Business 250のファームウェアバージョンアップは完了となる。

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