先日、Cisco Business 250の10ポートモデルである「CBS250-8T-E-2G」を購入した。購入した経緯としては、CLIを使ってCiscoライクなコマンドで設定できて、SNMPを使って監視できる機器が欲しかったことが理由となる。
my new gear... pic.twitter.com/uCTPuImBi8
— tech-mmmm@インフラエンジニア (@tech_mmmm) March 24, 2022
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届いたスイッチのファームウェアを確認すると最新のファームウェアではなかったことから、まずはファームウェア更新を行うことにした。
本記事では、Cisco Business 250のファームウェアバージョンアップ手順を記載する。
環境
Cisco Business 250の機器型番と新旧のファームウェアバージョンを以下に記載する。
- 機器型番 : CBS250-8T-E-2G
- 旧ファームウェアバージョン : 3.0.0.69
- 新ファームウェアバージョン : 3.1.1.7
Cisco Business 250ファームウェアバージョンアップ手順
1. ファームウェア及び言語ファイルをダウンロード
ファームウェアは以下からダウンロードできる。
機器型番は「Business 250-8T-E-2G Smart Switch」を選択し、最新のファームウェアの「ダウンロード オプション」リンクを選択する。
次の画面では、ファームウェア本体と言語ファイルの2つのファイルをダウンロードする。なお、ファームウェアは40MB程度と軽量である。
- Firmware image for CBS250 release 3.1.1.7
- JapaneseLanguage file for Cisco Business 250 series switches release 3.1.1.7
2. GUIよりファームウェアを更新
ファームウェア更新はGUIより実施できる。Cisco Business 250のGUIにログインし、左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファームウェア操作」を選択する。
ファームウェア操作では以下を設定し、右上の「適用」ボタンを押すことでファームウェアの更新が開始される。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
操作タイプ | ファームウェアの更新 |
コピー方式 | HTTP/HTTPS |
ファイル名 | 先ほどダウンロードしたファームウェアファイル (拡張子.bin ) |
1~2分ほど待機し、画面上部に「成功」と表示されれば成功となる。ただし、この段階では「アクティブなファームウェアバージョン」は旧ファームウェアバージョンのままとなる。
3. スイッチを再起動
新ファームウェアで起動させるため、スイッチの再起動を行う。左メニューの「管理者」→「リブート」を選択し、「即時」が選択された状態で右上の「リブート」を選択する。
4, ファームウェアの更新を確認
5分ほど待機しGUIにログインしなおして、再度、左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファームウェア操作」を選択する。「アクティブなファームウェアバージョン」が新ファームウェアバージョンとなっていれば問題ない。
5. 言語ファイルをアップロード
左メニューの「管理者」→「ファイル管理」→「ファイル操作」を選択する。ファイル操作では以下を設定し、右上の「適用」ボタンを押すことで言語ファイルがアップロードされる。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
操作タイプ | ファイルの更新 |
宛先ファイルタイプ | 言語ファイル |
コピー方式 | HTTP/HTTPS |
ファイル名 | 先ほどダウンロードしたフ言語ファイル (拡張子.lang ) |
なお、言語ファイルがアップロードに成功すると、一時的に言語設定が英語に変更される。
この場合は一度GUIからログオフし、ログイン画面で言語設定を日本語に変更することで、日本語に戻すことが可能となる。
6. 言語ファイルの更新を確認
言語ファイルが更新されていることの確認は、左メニューの「ステータスと統計画面」→「システムサマリー」にて確認することができる。なお、ダウンロードした言語ファイルのバージョンは「3.1.1.7」と表記されているが、実際のバージョンは「3.1.0.59」である点に注意しよう。
以上で、Cisco Business 250のファームウェアバージョンアップは完了となる。
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