本記事では、Azure AD Connectをバージョンアップする手順 (2.1.15.0→2.1.20.0)を記載する。なお、Azure AD Connect自体の導入手順については、以下別記事を参照いただきたい。
Azure ADを1.xから2.xにバージョンアップする手順は、以下別記事を参照いただきたい。
環境
バージョンアップ対象となるオンプレADは以下の通り。
- Windows Server 2016 Standard
- Azure AD Connect
- バージョンアップ前 : 2.1.15.0
- バージョンアップ後 : 2.1.20.0
Azure AD Connectバージョンアップ手順
1. インストーラをダウンロード
Azure AD Connectの最新版を以下からダウンロードし、ADに配置する。
ダウンロードされるファイルの詳細は「Details」から確認できる。今回のターゲットバージョンは「2.1.20.0」となる。
2. インストーラ実行
インストーラをダブルクリックし実行すると、「Azure Active Directory Connecのアップグレード」が表示されるので、「アップグレード」を選択する。
3. グローバル管理者のパスワードを入力
「Azure ADに接続」にてAzure ADのグローバル管理者のパスワードを指定する。
4. バージョンアップ開始
「構成の準備完了」で「アップグレード」を選択すると、バージョンアップが開始される。バージョンアップは1分もあれば完了する。
5. 動作確認
最後に、問題なくAzure AD Connectが動作していることを確認する。Azure Portalでも確認することができなるが、詳細な情報を確認できないので、Micorosoft 365管理センターより確認する。
「最新のディレクトリ同期」の時間がバージョンアップ以降であり、「ディレクトリ同期のクライアントバージョン」が最新の「2.1.20.0」に更新されていることがわかる。
以上で、Azure AD Connectのバージョンアップ手順は完了となる。
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