2023年5月20日土曜日

Azure AD Connectバージョンアップ手順 (2.1.15.0→2.1.20.0)

本記事では、Azure AD Connectをバージョンアップする手順 (2.1.15.0→2.1.20.0)を記載する。なお、Azure AD Connect自体の導入手順については、以下別記事を参照いただきたい。

Azure ADを1.xから2.xにバージョンアップする手順は、以下別記事を参照いただきたい。

環境

バージョンアップ対象となるオンプレADは以下の通り。

  • Windows Server 2016 Standard
  • Azure AD Connect
    • バージョンアップ前 : 2.1.15.0
    • バージョンアップ後 : 2.1.20.0

Azure AD Connectバージョンアップ手順

1. インストーラをダウンロード

Azure AD Connectの最新版を以下からダウンロードし、ADに配置する。

ダウンロードされるファイルの詳細は「Details」から確認できる。今回のターゲットバージョンは「2.1.20.0」となる。

2. インストーラ実行

インストーラをダブルクリックし実行すると、「Azure Active Directory Connecのアップグレード」が表示されるので、「アップグレード」を選択する。

3. グローバル管理者のパスワードを入力

「Azure ADに接続」にてAzure ADのグローバル管理者のパスワードを指定する。

4. バージョンアップ開始

「構成の準備完了」で「アップグレード」を選択すると、バージョンアップが開始される。バージョンアップは1分もあれば完了する。

5. 動作確認

最後に、問題なくAzure AD Connectが動作していることを確認する。Azure Portalでも確認することができなるが、詳細な情報を確認できないので、Micorosoft 365管理センターより確認する。

「最新のディレクトリ同期」の時間がバージョンアップ以降であり、「ディレクトリ同期のクライアントバージョン」が最新の「2.1.20.0」に更新されていることがわかる。

以上で、Azure AD Connectのバージョンアップ手順は完了となる。

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