2022年11月19日土曜日

GitLab Runnerインストール&バージョンアップ手順

GitLabには、リポジトリのコードの更新をトリガーとしてジョブを実行する機能として、「GitLab Runner」と呼ばれるツールが提供されている。GitLab Runnerを用いることで、CI/CDパイプラインをGitLab上で実現することができる。

GitLab RunnerはRPMのパッケージが提供されており、簡単に導入ができる。本記事では、GitLab Runnerのインストール手順とバージョンアップ手順を記載する。

GitLab Runnerインストール

今回の動作検証はAlmaLinux 8に対して実施した。ただし、Red Hat系のディストリビューションであるCentOSやRocky Linuxなどでも同様の手順で実施できるだろう。

  • OS : AlmaLinux 8.5
  • GitLab : 15.4.4
  • GitLab Runner : 15.4.1

また、GitLabのインストールは、以下記事の手順にてインストールを実施済みであることを前提とする。

GitLab Runnerインストール手順

1. GitLab Runnerパッケージのバージョン確認

GitLab Runnerのパッケージは、AWS S3上に作られているリポジトリから入手する。最新版であれば以下URLからダウンロードできる。

バージョン指定する場合は、まず以下サイトからGitLab Runnerのリリース情報を確認する。

例えば、2022/11月時点のタイミングでは、15.3.2、15.4.1、15.5.0などのバージョンがリリースされていることがわかる。

図15

今回は15.4.1をインストールするため、ダウンロードURLは以下の通りとなる。

2. パッケージダウンロード

curlコマンドでパッケージダウンロードを行う。あまりダウンロード速度は出ないので気長に待つこと。

# curl -LJO "[ダウンロードURL]"

コマンドの実行結果は以下の通り。今回は、パッケージの容量は414MBで3分程度でダウンロード完了した。

# curl -LJO "https://gitlab-runner-downloads.s3.amazonaws.com/v15.4.1/rpm/gitlab-runner_amd64.rpm"
  % Total    % Received % Xferd  Average Speed   Time    Time     Time  Current
                                 Dload  Upload   Total   Spent    Left  Speed
100  414M  100  414M    0     0  2328k      0  0:03:02  0:03:02 --:--:-- 4487k

3. パッケージインストール

パッケージはそのままrpmコマンドでインストールすればよいが、gitのみ必要となるため、インストールしていない場合はインストールしておこう。

# dnf install git -y

gitインストール後、rpmコマンドでインストールすればよい。

# rpm -ivh gitlab-runner_amd64.rpm
警告: gitlab-runner_amd64.rpm: ヘッダー V4 RSA/SHA512 Signature、鍵 ID 35dfa027: NOKEY
Verifying...                          ################################# [100%]
準備しています...              ################################# [100%]
更新中 / インストール中...
   1:gitlab-runner-15.4.1-1           ################################# [100%]
GitLab Runner: creating gitlab-runner...
Home directory skeleton not used
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=5982 revision=526d939d version=15.4.1
gitlab-runner: the service is not installed
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=5990 revision=526d939d version=15.4.1
gitlab-ci-multi-runner: the service is not installed
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=6013 revision=526d939d version=15.4.1
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=6061 revision=526d939d version=15.4.1
INFO: Docker installation not found, skipping clear-docker-cache

4. GitLab RunnerをGitLabに登録

GitLab Runnerインストール後は、GitLabで利用できるように登録作業を行う。

まず、GitLab上のAdmin画面で、[Overview]->[Runners]を開く。ここで、登録のために必要となる[Registration token]をコピーしておく。

次に、GitLab Runnerをインストールしたサーバにて、gitlab-runner registerコマンドにて登録を行う。登録作業は対話形式で行う。

# gitlab-runner register
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=6409 revision=526d939d version=15.4.1
Running in system-mode.

Enter the GitLab instance URL (for example, https://gitlab.com/):
http://gitlab.com/ ←★GitLabのURLを記載
Enter the registration token:
M-4oTXXXXeTxkhXXXXkX ←★先ほど確認したGitLabのRegistration tokenを記載
Enter a description for the runner:
[localhost]: ←★GitLab上の登録名。特に指定がなければそのままEnter
Enter tags for the runner (comma-separated):
 ←★そのままEnter
Enter optional maintenance note for the runner:
 ←★そのままEnter
Registering runner... succeeded                     runner=M-4oTtcR
Enter an executor: parallels, docker+machine, docker-ssh+machine, custom, docker, docker-ssh, shell, ssh, virtualbox, kubernetes:
shell ←★今回はshellを指定
Runner registered successfully. Feel free to start it, but if it's running already the config should be automatically reloaded!

Configuration (with the authentication token) was saved in "/etc/gitlab-runner/config.toml"

5. GitLab上で登録状況を確認

再度、GitLabにて[Overview]->[Runners]を開くと、先ほど登録したGitLab RunnerがOnline状態で表示されるはずだ。

以上で、GitLab Runnerのインストール手順は完了となる。

GitLab Runnerバージョンアップ手順

GitLabはかなりの高頻度でバージョンアップがされている。GitLab Runnerも同様にバージョンアップ頻度が高いため、インストール手順と併せてバージョンアップ手順も記載する。

1. GitLab Runnerパッケージのバージョン確認&ダウンロード

こちらはインストール手順と流れは変わらないため、割愛する。

2 GitLab Runnerバージョンアップ

インストール時との違いはrpmコマンドのオプションだけとなる。-Uオプションに変更することで、パッケージのバージョンアップが実施される。

# rpm -Uvh gitlab-runner_amd64.rpm
警告: gitlab-runner_amd64.rpm: ヘッダー V4 RSA/SHA512 Signature、鍵 ID 35dfa027: NOKEY
Verifying...                          ################################# [100%]
準備しています...              ################################# [100%]
更新中 / インストール中...
   1:gitlab-runner-15.4.1-1           ################################# [ 50%]
GitLab Runner: detected user gitlab-runner
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=924254 revision=526d939d version=15.4.1
gitlab-runner: Service is running
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=924296 revision=526d939d version=15.4.1
gitlab-ci-multi-runner: the service is not installed
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=924315 revision=526d939d version=15.4.1
Runtime platform                                    arch=amd64 os=linux pid=924361 revision=526d939d version=15.4.1
INFO: Docker installation not found, skipping clear-docker-cache
整理中 / 削除中...
   2:gitlab-runner-15.4.0-1           ################################# [100%]

バージョンアップ後は特に手動でのサービス再起動等は不要で、GitLabを確認すると即座に新しいバージョンで認識しているはずだ。

以上で、GitLab Runnerのバージョンアップ手順は完了となる。

参考

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