2024年1月21日日曜日

Raspberry Pi OSなどのDebian系OSのviで、方向キーによる移動やバックスペースを使えるようにする

Raspberry Pi OSなどのDebianベースのOSにおいてviを使う際に、入力モード(i または aを押して文字入力ができる状態)にした際に方向キーで移動しようとすると、ABCDの文字が入力されてしまう。

方向キーと文字の関係は以下の通り。
   A
   |
D -+- C
   |
   B
とても不便なので、viで方向キーを用いても通常通りカーソルを移動できるように設定する。併せてviでバックスペースも正常に使用できるように対処する。

設定手順

各ユーザーのホームディレクトリに.vimrcというファイルを作成し、以下2行の設定を書き込んでやればよい。
set nocompatible
set backspace=indent,eol,start
ワンライナーで設定したい場合は以下の通り実施する。すでに.vimrcがある可能性を考慮して、追記でリダイレクトしている。
$ echo -e "set nocompatible\nset backspace=indent,eol,start" >> ~/.vimrc
$ cat ~/.vimrc
set nocompatible
set backspace=indent,eol,start
これだけで、特に再ログイン等も不要で、次回vi実行時から設定が反映され、入力モードであっても方向キーが使えるようになる。

更新履歴

  • 2018/3/26 新規作成
  • 2024/1/21 補足情報を追記

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