先日、RHEL 9互換OSのAlmaLinux 9を使った際に、SSHで直接rootログインを禁止しようと、PermitRootLogin no
の設定を/etc/ssh/sshd_config
に記載した。
しかし、記載したにも関わらずSSHでrootログインできてしまうという事象が発生した。調べてみると、RHEL 9からはsshdの設定方法が少し変更となったようだ。
本記事では、RHEL 9のsshdでPermitRootLoginなどを設定する方法を記載する。
環境
- OS : Red Hat Enterprise Linux release 9.2
設定手順
RHEL 7や8などでは/etc/ssh/sshd_config
にPermitRootLoginの設定を実施すれば問題なかったが、RHEL 9からは追加の設定は/etc/ssh/sshd_config.d/
のディレクトリ内の設定ファイルに記載する方式に変わっている。
/etc/ssh/sshd_config
を確認すると、以下の通りディレクトリ内の設定ファイルをIncludeする設定が記載されている。
# cat /etc/ssh/sshd_config | grep -B3 'Include'
# To modify the system-wide sshd configuration, create a *.conf file under
# /etc/ssh/sshd_config.d/ which will be automatically included below
Include /etc/ssh/sshd_config.d/*.conf
実際に/etc/ssh/sshd_config.d/
のディレクトリを見ると、以下の通り2つのファイルが存在した。
# ls -l /etc/ssh/sshd_config.d/
合計 8
-rw-r--r--. 1 root root 141 10月 6 20:08 01-permitrootlogin.conf
-rw-------. 1 root root 719 1月 16 2023 50-redhat.conf
今回はPermitRootLoginの設定なので、01-permitrootlogin.conf
のファイルを編集する。
# cat /etc/ssh/sshd_config.d/01-permitrootlogin.conf
PermitRootLogin no # noに変更しSSHによるrootログインを拒否する
設定後、sshdをリロードすれば完了となる。
# systemctl reload sshd
以上で、RHEL 9のsshdでPermitRootLoginなどを設定する方法は完了となる。
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