OSSのロードバランサである「ZEVENET Community Edition」を先日から自宅に導入して使用しており、クラスタ化したりカスタムモニターを作ったりして、いろいろ使い方を試している。
★過去の記事はこちら。
- OSSのロードバランサ「ZEVENET Community Edition」をESXi上にインストールしてみた
- OSSのロードバランサ「ZEVENET Community Edition」をクラスタ化し冗長構成にする
- OSSのロードバランサ「ZEVENET Community Edition」にてカスタムモニター (Farmguardian) を作成する
ZEVENETはネットワーク機器であるため、SNMPによるポーリングを行い情報取得を行うことで監視することもできるのだが、ZEVENETはDebianベースのLinuxで構成されていることから、Zabbix Agentを導入して監視することができる。
今回はZEVENETをZabbixで監視する方法について記載する。
環境
- ESXi 6.7 Update 3
- ZEVENET Community Edition 5.11
手順
1. apt
にてZabbix Agentをインストール
ZEVENETはデフォルトでapt
によるパッケージのインストールができる。まず、zabbix-agentがリポジトリに存在することを確認しておく。
# apt search zabbix-agent
ソート中... 完了
全文検索... 完了
pcp-export-zabbix-agent/stable 4.3.2+really4.3.1-0.1 amd64
Module for exporting PCP metrics to Zabbix agent
zabbix-agent/stable 1:4.0.4+dfsg-1 amd64
network monitoring solution - agent
問題なく存在するようなので、インストールを行う。
# apt install zabbix-agent -y
2. Zabbix Agentの設定ファイルを修正
以下3行の設定修正を行う。
# cp /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf{,.org}
# vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
Server=<ZabbixサーバのIPアドレス>
ServerActive=<ZabbixサーバのIPアドレス>
Hostname=<ZEVENETのホスト名>
3. Zabbix Agentを起動
最後にZabbix Agentを再起動させ、OS起動時に自動起動するようにしておく。これでZEVENET側の設定は完了となる。
# systemctl restart zabbix-agent
# systemctl enable zabbix-agent
4. Zabbixサーバにてホスト登録
Zabbixサーバ側にて、エージェントをインストールしたZEVENETの登録を行う。これは、通常のZabbixにおける手順と同様に「設定」→「ホスト」にてホストを登録すればよい。この際に、テンプレートは、「Template OS Linux by Zabbix agent」を選択すれば、ZEVENETをZabbix Agent経由で監視することができる。
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