2020年12月12日土曜日

OSSのロードバランサ「ZEVENET Community Edition」をZabbixで監視する方法

OSSのロードバランサである「ZEVENET Community Edition」を先日から自宅に導入して使用しており、クラスタ化したりカスタムモニターを作ったりして、いろいろ使い方を試している。

★過去の記事はこちら。

ZEVENETはネットワーク機器であるため、SNMPによるポーリングを行い情報取得を行うことで監視することもできるのだが、ZEVENETはDebianベースのLinuxで構成されていることから、Zabbix Agentを導入して監視することができる

今回はZEVENETをZabbixで監視する方法について記載する。

環境

  • ESXi 6.7 Update 3
  • ZEVENET Community Edition 5.11

手順

1. aptにてZabbix Agentをインストール

ZEVENETはデフォルトでaptによるパッケージのインストールができる。まず、zabbix-agentがリポジトリに存在することを確認しておく。

# apt search zabbix-agent
ソート中... 完了
全文検索... 完了
pcp-export-zabbix-agent/stable 4.3.2+really4.3.1-0.1 amd64
  Module for exporting PCP metrics to Zabbix agent

zabbix-agent/stable 1:4.0.4+dfsg-1 amd64
  network monitoring solution - agent

問題なく存在するようなので、インストールを行う。

# apt install zabbix-agent -y

2. Zabbix Agentの設定ファイルを修正

以下3行の設定修正を行う。

# cp /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf{,.org}
# vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf
Server=<ZabbixサーバのIPアドレス>
ServerActive=<ZabbixサーバのIPアドレス>
Hostname=<ZEVENETのホスト名>

3. Zabbix Agentを起動

最後にZabbix Agentを再起動させ、OS起動時に自動起動するようにしておく。これでZEVENET側の設定は完了となる。

# systemctl restart zabbix-agent
# systemctl enable zabbix-agent

4. Zabbixサーバにてホスト登録

Zabbixサーバ側にて、エージェントをインストールしたZEVENETの登録を行う。これは、通常のZabbixにおける手順と同様に「設定」→「ホスト」にてホストを登録すればよい。この際に、テンプレートは、「Template OS Linux by Zabbix agent」を選択すれば、ZEVENETをZabbix Agent経由で監視することができる。

参考

0 件のコメント:

コメントを投稿

人気の投稿